川から山へ 釣りから山仕事へ

 

 平成12年[西暦2000年)頃まで奥多摩漁業組合が発行するアユ釣りの年間遊漁券を買っていた。 その頃から川が荒れた。大雨が降ると支流からドロ水が流れ込み、白丸ダムに濁流が貯まると一カ月ぐらいは 釣りにならなかった。アユのエサとなる珪藻類が育たないので稚アユを放流しても成長しないのである。

 

 原因は言わずと知れた「山の荒廃」である。拡大造林政策の後で木材価格の暴落により山が放置されたからである。 間伐・枝打ちという基本作業がなされないため山肌が荒れて、雨に運ばれた泥流が本流に流れ込んだためである。

 

 その頃、奥多摩の山主の講演会に参加する機会があり、人工林の維持管理をしているボランティア団体があることを 知った。地域と山主の名前を組み合わせた「たまたまの会」という団体である。川を蘇らせアユ釣りを復活させる ためには山を再生させなければならない・・・という「崇高な使命感?」でこの団体に入会した。

 
 「たまたまの会」に興味のある方はどなたでも大歓迎です。ぜひお問い合わせください。